ハンドルネーム ミナトケイ さいたま市在住。離れて暮らす親をゆるく見守る方法を研究中。スマホが苦手な高齢者でも使える生活DXをわかりやすく紹介。家族が安心して暮らせる工夫を発信しています。
2026年3月5日木曜日
⑤GPSや位置情報で“そっと見守る”。徘徊や外出が心配な親のための自然な見守り方法
イメージ画像 外出が好きな親が、最近道に迷うことが増えた。
電話をしても「どこにいるのか分からない」と言われることがある。
そんなとき、家族がまず考えるのが GPSや位置情報を使った見守りです。
ただ、実際に導入しようとすると、
「持ち歩くのが面倒」
「監視されているみたいで嫌」
「スマホが苦手で使えない」
といった壁にぶつかることも多いものです。
私自身、親の外出が心配になった時期があり、GPSを検討した経験があります。
その中で気づいたのは、“持たせること”より“自然に使える仕組み”が大事だということでした。
GPS見守りが役立つのは「外出の変化」が増えたとき
GPSは、次のような変化が見られたときに特に効果を発揮します。
道に迷うことが増えた
帰宅時間が遅くなる
外出先を忘れる
目的地と違う方向に歩いてしまう
家族の電話に気づかないことがある
これらは、認知症の初期症状や注意力の低下が背景にあることも多く、
“外出の見守り”が必要になるタイミングです。
GPS見守りの種類と特徴
1. スマホの位置情報
スマホを持っている親なら、最も自然な方法です。
家族がアプリで位置を確認できる
バッテリーが切れると使えない
スマホを持ち歩かない親には不向き
「スマホを持ち歩く習慣があるか」がポイントになります。
2. 専用GPS端末(キーホルダー型・カード型)
スマホが苦手な親でも使いやすいタイプです。
ボタン操作がほぼ不要
小さくて軽い
充電が必要
持ち歩き忘れが起きやすい
“鍵につける”など、生活動線に組み込むと忘れにくくなります。
3. 靴や杖に入れるタイプ
持ち歩き忘れを防ぐための工夫がされたタイプです。
靴に入れるだけでOK
親が意識しなくても使える
靴を変えると使えない
位置精度は端末による
“持たせる”のではなく“身につける”発想がポイントです。
GPSを嫌がる親には“伝え方”が大切
GPSを提案すると、
「監視されているみたいで嫌だ」と感じる親は多いです。
そこで効果的だったのが、次の伝え方です。
「迷ったときに助けられるように」
「災害のときに居場所が分かると安心」
「あなたの自由を守るための道具だよ」
「私も心配しすぎずに済むから助かる」
“見守り”ではなく“安心のための保険”として伝えると受け入れられやすくなります。
GPSが使えない場合は“行動パターン”を把握する
親がGPSを嫌がる場合、無理に持たせる必要はありません。
代わりに、行動パターンを把握する方法があります。
よく行くスーパー
病院の曜日
散歩コース
友人との集まり
バスや電車の利用パターン
これを知っておくと、連絡がつかないときに
「どこにいる可能性が高いか」が分かり、安心につながります。
GPS見守りの注意点
充電切れに注意
親の許可を必ず得る
位置情報は必要なときだけ確認する
過度にチェックしすぎない
親の自立を尊重する
特に「許可を得る」は信頼関係に直結します。
GPSは“自由を守るための見守り”
GPSは、親の行動を制限するためのものではありません。
むしろ、親が外出を楽しみ続けるためのサポートです。
道に迷っても助けられる
帰りが遅くても安心
家族が不安になりすぎない
親の自立を守れる
“監視”ではなく“支え合い”として使うことで、
親も家族も安心して暮らせるようになります。
